干支と還暦の関係

お祝い事  |

Chinese zodiac sign最近、『フルーツバスケット』というアニメがリメイクされて再放送されていますがご存知ですか?少女漫画になりますが、名作と言われる類なので女性なら結構知っていると思います。知らない方のために『フルーツバスケット』がどういう話かというと、干支にまつわるお話です。そこに恋愛だのなんだのが絡まってきて・・・中には話が重いという人もいるようですが、感動するお話も多いので是非知らなかった方には読んでもらえればと思います。前回のアニメ放送時には、まだ原作が連載中ということもあり、最後は描かれてないのですが、今回のリメイク版で堂々と完結するんですね。涙腺崩壊必死です。

さて、今回はその「干支」についてのお話です。日本人にはなじみの深い「干支」ですが、誰でも「子(ねずみ)・丑(うし)・寅(とら)・卯(うさぎ)・辰(たつ)・巳(へび)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(いのしし)」は言えますし、自分が何年かも分かりますよね。しかし、本来の干支とは動物を指すものではありません。

干支の起源は中国にあります。主に日、月、年や時間、また角度、物事の順序などを示すのに考え出され、用いられた単位で、そこから日本以外にも各地に伝わっていったのです。実は、その後に動物が当てはまっているのは世界共通ですが、微妙に違います。例えば、日本の猪は、中国では豚になります。その程度なら分かりますが、そもそもこの十二支のお話というのは「神様の宴に呼ばれて、その着席順でなりました。しかし、猫だけは子(ね)に嘘をつかれて宴に参加できませんでした」に由来するはずなのに、東南アジアでは卯(うさぎ)の代わりにしっかりと猫が入っています。そうなると件の『フルーツバスケット』の話も変わってきますね。また、何故「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」」の字なのか動物なのかはどの国でも謎です。当時の生活で関係が深かったのではないでしょうか。

この干支に関連する日本独自の風習が「還暦」です。なぜ、60歳を祝うのかというと、一般的に「干支」は、子(ね)から始まる十二支ですが、、正式な干支は「甲(きのえ)」から始まり「癸(みずのと)」で一回りとなる「十干」が組み合わさった「十干十二支」を指します。この十干と十二支をそれぞれ同じ年をスタートにして順番に当てはめていくと、11年目からは組み合わせがずれ始まり、60年で一巡りします。これが、暦が回って戻る、すなわち「還暦」になります。つまり、還暦以降は新しい時を刻むという考え方なのです。

そんな還暦には、様々なプレゼントがされますが、似顔絵の還暦祝いなどはいかがでしょうか?新しいスタートを迎えた自分に、これまでの自分を振り返るいい機会になると思います。写真よりも、その人の特徴を誇張するような似顔絵の方が、自分を振り返るのにぴったりだと思います。きっと喜ばれること間違いないはずですよ。

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