日本には古くから帯祝いと言う安産祈願があります。
妊娠5か月目の初めての戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻く儀式のことですね。

帯祝いにはなかなかおもしろい歴史的背景があるので紹介させていただきます。
昔から戌は子だくさんであり、安産の象徴と考えられていました。その戌にあやかって戌の日にこの儀式を行うんだそうです。
また、帯祝いで使われる帯は「岩田帯」と呼ばれていて「岩のように丈夫な赤ちゃんを生んでほしい」という願いがこもっているそうです。5か月目になり大きくなって目立ってきたお腹を保護するという実用的な効果もありますね。

ではここで帯祝いの流れやマナーを紹介したいと思います。

妊娠5か月目になったら妊婦の実家が岩田帯を用意します。
またこの時のお祝い金は5000～10000円が目安とされています。
丑の日当日になったら神社で安産祈願のお祈りをしてもらいます。
その後病院で岩田帯の巻き方を教えてもらい、夫が妊婦に岩田帯を巻けば帯祝いの儀式完了です。

いかがでしたか。人生で大きなイベントである妊娠。
この妊娠、出産の不安を和らげるためにこのような安産祈願が昔から行われているのですね。
自分のためにも、パートナーのためにもこのようなしきたりを大事にして幸せな生活を送りたいですね。

先日、友人夫婦に子供ができました。
とはいっても簡単にできたわけではなく、結婚10年目にしてようやく授かった子供です。しかも双子。
私はずっと不妊治療を頑張ってきた夫婦の姿を知っているので、本当に心からおめでとうと言いました。
そして、安産祈願で有名な常光円満寺に無事に生まれてくるように祈願し、お守りを渡しました。
本当に母子ともに健康で生まれてくれるといいなと思います。おめでとう。

和装は日本古来の着物姿でありますが、最近ではあまり見かけにくくなりました。着付けが難しいという事もありますが、なかなか着ていく機会が少ないという事もあるでしょう。しかし、和装には魅力があります。まず、どのような正式な場所であっても、着ていくことが出来るという事です。もちろん、訪問着、無地など、TPOにあわせた選択が重要になってきますが、一流ホテルや高級レストランなどでも、十分通用します。

また、和装は様々な小物をあわせることで、色々なバリエーションを生み出すことが出来ます。着物と帯の組み合わせ、飾り襟、帯締め、帯揚げ、履物、バッグなど、数えきれないぐらいの装飾物があるため、それらを色々と組み合わせることで、同じ着物でも新鮮な印象をあたえる事が出来るのです。

色さえあまり派手でなければ、末永く着ることが出来ます。年を重ねても若い頃につくった着物であっても、長く着ていくことが出来ることが魅力です。また、柄が派手すぎて難しい場合は染め直しを依頼することも出来ます。しかし、派手な着物であっても色合いの落ち着いた帯とあわせることで、年を重ねても着ることが出来るでしょう。

オーダーメイドって響きはいいですね。最近ではネットの普及によって「こんな職人いたのか！」なんて人（お店）を発見できるので色々なものが職人さんに直接オーダーできますよね。着物もオーダーできるんですね。初めて知りました。仕立てだけではなくて、染めからできるそうで、誂京染めというそうです。

このように、和装には様々な魅力があるのです。