年忌法要は故人との縁が深い人を招くもので、案内状を受取ったらできる限り出席するのがマナーです。施主は会食や引き出物の準備がありますので、できるだけ早く出欠の返事を電話や手紙で伝えます。もし出席できないときは欠席の返事とともにていねいなお詫びの言葉を添えます。もし手紙であれば遺族の近況をたずねる内容にするとよいでしょう。葬儀ではありませんので弔電を出す必要はありません。
また御供物料は弔事用ののし紙に「御仏前」もしくは「御供物料」などと表書きして、現金書留で郵送してかまいません。現金の代わりに果物、菓子、生花、線香などを送っても問題ありません。親しい関係であれば、後日でもあらかじめ連絡して供物を持参し供養に伺ってもかまいません。そのときの御供物料は不要で、「近くまでまいりましたので」などあいさつをします。
あまり起こりませんが結婚の披露宴と年忌法要が重なったときは、近い間柄がどちらかで判断します。同程度であり迷うときは身内の披露宴でなければ法要を優先します。年忌法要に出席できるとき、一家の中で故人に最も深い関係の人が伺いますが、故人との関係が親子ぐるみであれば家族全員での出席が望ましいでしょう。会場へは20分前ぐらいに着くようにして遅れないように注意します。
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