結婚式に送る電報は、基本的に結婚式や披露宴に出席出来ない人が送ります。招待されたけれど出席できない場合は送ることがマナーです。招待されていないけれど、お祝いの気持ちを伝えたいときも送ります。
電報を結婚式場に送る場合、当日に間に合うように余裕を持って手配します。出来れば前日までに着くようにします。
宛名は新郎新婦二人に当てて出す場合が多いようですが、新郎だけ新婦だけ、またはどちらかの父親あての場合もあります。新婦に送る場合は旧姓で送ります。
また披露宴への電報は披露宴で読まれることを想定して文章を考えます。この時の注意点は、お祝いの場に失礼の無いようにいわゆる「忌み言葉」を避けます。
忌み言葉とは縁起の悪い言葉、例えば終わる・切る・離れる・冷める・散る・流れるなどです。更に再婚を連想させる同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」、例えばいろいろ・重ね重ね・またまた・色々・皆々様等も使いません。それから句読点は文章を切るときに使うことから、句読点も使用しません。
また内容の注意点として、あまりプライバシーに立ち入った内容は避けます。周囲が知らないことを大勢の前で公開されることは気分の良いものではありません。ユーモアのある文章も楽しいのですが、あまりに内輪話でふざけた内容の物は避けましょう。
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